装いは語る

大人の男の装いと称して、上質な革鞄の中から、手入れの行き届いた革財布や、洗練され選び抜かれたステーショナリーが取りだされると、なんだか小気味よい気分になってしまう、なんて方もいらっしゃるようです。

紳士の嗜みなどと言うと、キザであるかもしれませんが、自分に合ったものを身の周りに選び抜ける人というのは、なんとなく信用ができる人間なのではないかという人もいます。

自分に似合うものを、数ある物の中から選べる能力というのは、人生の荒波を超えてきたからこそ得られる能力の1つであるのかもしれません。

もちろん、ただ単にセンスや感覚の問題ではないのかと言われてしまえば、それまでなのですが・・・。

どんなに高価なものを身につけていても、それらの役目が、単なる装飾品に見えてしまう人は、見かけだおしの人という印象を与えることも。逆にいえば、信頼感と長い付き合いは、ある程度装いで勝ち取れるのです。

「神は細部に宿る」と、著名な建築家が語った言葉には、筆者自身の全ての価値感が表現されているように考えています。

人間は、見かけではないと言う人もいますが、人間は外見の印象で、そのひとの本質までも見抜くというような先人もいます。

装いというものは、言葉巧みな説明よりも、全てを物語る事もあります。装いは、社会で賢く生きていくための知恵でもあるのです。

財布と共に選ぶ要は?

なんだか、いつも定番のマンネリファッションになりがちなメンズファッションですが、打開策として、小物に気を使ってみるというのがおすすめです。

財布や靴といった小物をうまく選ぶだけで、途端に一段上のファッションになるのです。また「ベルト」に注目してみるのはいかがでしょうか?一口に「ベルト」と言っても、ベルトはお洒落の要であると言う人もいるほど、ベルトを変えるだけで、ファッションの見せ方が大きく変化する事もあるのですよ。

また、目立たない箇所にも気を配る事ができるのが、大人の装いとして評価されるポイントでもあるのです。

ベルトに「ON・OFF」を用いるだけでも、装いに一味違うエッセンスを与えてくれるはずです。

ベルトは、素材やバックルなどで、そのスタイルや装いを大きく変化させますが、皆さんは、ベルトの種類を超えに出して述べる事ができるでしょうか?

実は、ベルトを語る事のできる人というのは、多くはないようなのです。ですから、周囲の人とのお洒落に差をつけたいのであれば、ベルトに注目する事は大きなメリットとなるはずです。

コーディネートと小物

小物でファッションは大きく変わる、というのをもっとイメージしてもらうために、例を挙げたいと思います。

例えばベルト。

●「レザーベルト」・・・どんなファッションにも、相性の良いベルト。バックルの形や、ベルトの太さなどで、印象は大きく変化します。黒いマットなレザーベルトは、冠婚葬祭などでも活躍できるので、マストな1本として備えましょう。

●「スエードベルト」・・・秋冬に向いたテイストです。カラフルな色選びで、遊び心をもってコーディネートすると斬新なベルト使いができるはずです。

●「メッシュベルト」・・・カジュアル感と、ベーシック感を同時に、演出できる優れ物ですが、その他のコーディネートを間違ってしまうと、一気に野ぼったさが演出されてしまう事もあるので要注意アイテムです。

●「リングベルト」・・・デニム、チノパン、コットンパンツなど、カジュアルスタイルには欠かせないアイテムの1つです。カラーが豊富にあるので、いくつか揃えておくと、コーディネートの幅がグンと広がるのではないでしょうか。

「ベルト」のコーディネートを意識しはじめると、自然とそれ以外の小物、バッグ、革財布、時計、帽子などにも、気を配れるようになるようですので、是非とも、お洒落男子を目指す皆さんは、手始めに、コーディネートの要になる小物に意識して取り組んでみて下さい。