油彩画と言いますと布地のカンヴァスに描かれることが一般的であると考える方々が多いのではないかと思われますが、布地のカンヴァスが15世紀以降に登場するまでは、絵画作品は壁や天井、木の板などに描かれることが主であったようです。絵画作品が布地に描かれるようになったのは、画材としての扱いやすさだけではなく、布地に絵の具を使用する方が経費の面でも安価であったことが、一般的な画材として幅広く流通した理由でもあるようなのです。それ以前の時代においては、絵画作品は一部の特権階級の貴族や皇族たちの間で流通していたようですので画材も含め絵画は高級品であったようなのです。美術はいつの時代であっても贅沢品のようですね。